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筒抜けな話

最近過去にかかわったいろんな人達と飲む機会をちょくちょく持っている。この1ヶ月で8人くらいか。特に、2008年問題は、辞めた元社員にもインパクトが強かったようで、中には2008年12月で、人生の営みとでも言いますか、職能向上がストップしてしまった人もいる。フリーターになってしまった人、他に就職しても長く続かない人、別の業種にいってもう一度丁稚からやり直しているがなかなか続かない人、その他いろいろだ。そういう人と話をすると、やけに08年の記憶が鮮明なため、結構ブルーになる。が、聞ける余裕が出てきたのかという進歩でもあるため、一長一短。

残った人は、タイミングも担当部門もよかった。これは運命なところもある。何があっても辞めなかった連中は、やはり信頼関係が強固になる。タイミング悪く、その当時信頼関係を喪失してしまった人は、正直かわいそうだけど辞めてもらった。信頼関係が無くなった時点で、原則やめてもらうというのは、この業界、絶対必要だと今でも確信している。気分次第で1時間もあれば、店舗はがらっと悪くなるから。

お店のものを大量に使い込んだりした人はじめ、最も言ってほしくない時期に、「辞めます」とか言われ引き止めた後に文句を垂れ流すような人も中にはいて、その時点でアウトだった。

特に、2008年はグダグダだったなぁ。家族的にも颯月が生まれた後、年越しすぐに父の急死があり、頭が混沌としていた。良い経験でもあって、それが今の一応の安定(常に安定することは無いけどもとりあえず)を獲得し、残って信頼してついてきた社員は今では良い給料になって安定して頑張っている。

残念ながら、当時の私の苦悩と様々な思考、決断に向かうまでのシミュレーション等、外部に漏れるはずのない情報が、ざまざまな人から聞こえてくる。ここで守秘義務契約の大事さが初めてわかった気がした。

特にシミュレーションは様々な仮説を立てて、いかに事業を守るのかという焦点に絞り行うもので、例えば、どこそこの事業を売却とか、分社化とか、社員の独立とか、取引先企業に社員を引き取ってもらうお願いであったり、訴訟問題になりそうとかならないとか、万が一こういう状態になったら民事再生だよなとか、資金繰り的にここまでに調達しないと、この半年でやばいなとか、、、

当然に事業を守る守らないの優先順位は、私個人の能力であったり、立ち上げた経緯であったり、かかわる人であったりだ。特に、一番大事なのは「信頼関係」だろうと思う。相手に嫌われていて優先順位を上げるなんてことは、通常の人間関係でも無い。そこはシンプルだ。

いろいろと本部で話し合ったことが、なんでかわからないが様々なところから聞こえてくるのは何故か。そういう人間は本当に見抜けない。教育の不徹底で悪いこととも思っていないのだろう。急速拡大企業の悩むところは人材だが、5年も6年も業歴になってくると、信頼がおける人間が出てきて、拡大時期にスムーズに移行できるが、そういう発想が確かになかったな。

聞こえてくる話は、大体が認識が間違っていて、シミュレーションのような仮定の話の発想源がまるで悪意があるかのようなものであったりもするが、原則違う。悪意で仕事はできないし、自然のルール(十戒みたいなもの)からもはずれ上手くいかない。言葉尻であったり、表層に見えた現象のみをとらえ、なにやら違う話になっていたりもする。

だいたい、人間社会のある単位が上手くいかなかったりすると、同様の現象が、あちこちで起こるのは仕方ないとしても、私の認識が甘すぎた。やけに悪者になっていたりもする。

言葉尻であったり表層現象が大好きな人であって、さらにはあっちゃこっちゃで情報通なんですよみたいなのりで言ったりする人は、結構組織をかき回し、いろんな人のモーチベーションを下げたり、全く意味のない恨みを人に持たせたり、当事者で無い人との関係を悪化させたり、いろんな負の現象を引き起こしてしまう。原則、付き合わないという選択でないと、厳しい。

特に、「あの人がこう言ってました」といった時点で、アウトとしないとこの業界厳しいかもしれませんね。20代ならわかるが、30代以上でこういう発想の人は、採用してはいけない。本当に組織が壊れる。

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by generator_tomo | 2010-03-22 01:36 | 新橋失敗学

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