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境界線

先週末、DVDで見た「涙そうそう」。血の繋がらない兄妹の歴史の物語。久しぶり、心を清めてくれる作品でした。

愛を与える生き方のすばらしさ、その愛と向き合い、素直に生きるかっこよさに、わが身を振り返る今日この頃であります。主人公「にーにー」の行動原理、いわば起こす行動の理由が、「愛」なんですよね。

また、自分の中で越えてはならない一線、つまり兄妹間の「愛と恋愛の間にある一線」。無論この場合、超えても問題無いとは思うのですが、自身に境界線を設け、母の遺言通り、妹を守り通す姿勢に、ジッドの「狭き門」を読んだときと同じ感覚を覚えました。

人間、だらけようと思えば、いくらでもだらけられる。落ちようと思えば、いくらでも落ちられる。経営もそうだと思うのですが、だらけた経営をやろうと思えば出来ます。(お金が続く限り)

主人公「にーにー」は、その境界線を超えないことで、母と妹への愛を両立させるとともに、自分の「誇り」、いわば自身への愛でしょうか、を守ったように思います。

境界線がどこにあるのかを知るのも大切ですが、どれだけその境界線を越えないかが、もっと大事なような気がしました。
by generator_tomo | 2007-03-29 03:26 | 潜在意識

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