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牛丼不況

牛丼価格競争激化で、牛丼屋さんの客数は伸びていると思いますが、売上は同じ。牛丼屋にお客様をとられている分、1000円未満の客単価の飲食店は軒並みダウンしている可能性あり。

特に、個人店の飲食店は、極めて不況。この数ヶ月で、全国で1000店舗以上が、閉鎖する可能性もあり、そこで働く人たち含め、路頭に迷う人続出の予想。

加えて、都心部居酒屋は人事異動需要でしばらく潤うものの、郊外居酒屋も軒並みダウン。

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# by generator_tomo | 2010-04-13 16:25 | 雑談

悪魔の思想が根絶される

「悼む人」~天童荒太著を読んだ。最初の50ページくらいは、ちょっと異常な人の話なのかなと思い、途中で止めようかと悩みつつ、15年前に途中で止めた「ねじまき鳥クロニクル」の主人公が井戸に入っておかしくなっているくらい、受け付けないかなと思いましたが、結局もう30過ぎの大人になったことだし、手をつけたら最後までな感じで読み進めると、意外やイガイかなりはまってしまいました。

各人の、いろんな行動や思いが重なり合い、人と人の間でその関連性を増していく感じ。主体性、客体性、そして社会性。その三つがくるくる回って物語を作っている感じだ。言い換えると、悼むポイントである、誰を愛し、誰に愛され、どんなことで感謝されたかの三つだ。

ちょっと衝撃過ぎて、私自身、何を書いているのか、書いて良いのかわからない状態。ただ、なんとなく、キーボードを叩き、発信している感じ。私は、この作者を10年前から好きなんですが、今回の本もまた大作だし、8年の月日を要したそうな。

作者の宗教観というか、古くて新しい天童教なる価値観を、読者に与える、聖なる本のような気がします。何度も読みたい本ですね。最近なくなった祖父や父を思い出しました。誰を愛し、誰に愛され、何で感謝されたかをよく考えて見ると、なんとも言えない感情が湧き出る。

作者は、絶望を悪魔を、次のように表現。「人間が生きる理由は、愛も夢も関係ない。細胞の力だ。原生動物と同じ細胞の貪欲な生命力が人を生かしている。ヒトという種を残すために発達した脳が、いわば副作用としてゾウリムシと同等なのを恥じ、相や仕事のために生きているだの、神仏や聖なる存在に生かされているだのと、愚かな言い訳を創造したのさ。」と。この類の思考に取り付かれやすいのは、私も同じ。

「生をもっともらしく語り、死を飾る。たぶん犬死を怖がっているんだろう。死そのものではなく、自分の死が無意味だということ、懸命に生きてきた人生が原生動物の死とおなじものに帰す、」という真実は、悪魔がささやいて教えてくれる。

しかし、このささやきでさえも、否定されるわけではなく、存在を消されるのでもなく、殆どどうでも良くなるような、無力化させる力を、この本は持っている。とにもかくにも、読んでみるべし。上手く表現できないが、ちょっと救われた感じ。何度も読むに値する。

愛とは執着であると定義するも、ある登場人物が、「執着であって執着でない」と理解するところも、主人公「悼む人」の悼むことによる奉仕と、「悼む人」の家族の犠牲という二律背反性に、上手くつながっている感じ。なんというんですかねぇ。上手く表現できないですね。聖なる本ですね。

ちなみに、アマゾンのレビューは、スポラッカ氏より前の人のはちょっといただけない。特に、一番最初のは、この本の中身もさることながら、表面的な部分、例えば「悼むこと」さえも理解していない感じ。辞書はそう書いてあるかもしれないけども、本ではそうは言ってないし書かれてない。しかし、皆さん「参考になった」とのこと。はて??まあいいや。

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# by generator_tomo | 2010-04-10 04:42 | 潜在意識

深大寺のおそば

車で5分~10分程度に、こんなに良いところがあるなんて、今まで知りませんでした。特に、そばがおいしい。門を向いて左手にある蕎麦屋さんが、一番美味いとか。3月21日の写真。

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# by generator_tomo | 2010-04-06 17:36 | 楽しい思い出

社員を募集

昨日が、上祖師谷保育園の入園式で、今日から実質初登園。布団にカバーしたり、オムツや着替え、帽子、靴などの場所確認の意味もあり、早めに登園したところ、早すぎて怒られ(笑)、颯月は再度のならし保育ということで、鼻水大量で泣くわ抱きつくわで大変でしたが、心を鬼にしてつっぱね、帰宅。本日15時に迎えに行く予定。

体調すこぶる悪く、ちと08年まで働きすぎました。このまま死んじゃったりして。とにかく来年4月まで休憩します。ヘルプと業態開発に力を注ぐ感じ。出来上がった仕組みでも、結構いろいろ改善できるもので、いつのまにかすごいモデルに。

さて、ちゃんぽん業態で社員をハローワークで募集し始めました。長く働いてもらえるよう、ワークライフバランスをテーマに、給与・評価制度を変えて行きます。

意外と反応早く、なんと20代の女性が応募。まだ社長面談まで来てないのですが、ま、とにかくうれしい。頭カチコチの職人は採らないので、若手で未経験者から優先的に採用したい。

以前当社居酒屋業態で働いていた人に、ちゃんぽんで人が足らないからやらないか?なんていったら、鼻で笑われて断られたんですが、この業界にもどうやら序列があるようで、寿司とか職人系の居酒屋を筆頭に、麺業態が最下層というわけらしい。ちなみにお誘いした彼はこの業界1年ちょっとしかいなかったんだけどなぁ。既に固まってしまったか。

理由は高度な技が必要な業態であればあるほど、加えて材料の種類が多ければ多いほど、リスペクトされ、リスペクトの度合いで序列が決まるらしい。ま、理解不能。

ちなみに、今回の募集は、「飲食未経験者優遇」とした。変に経験があると、序列つくったり、素直にオペレーションに入れないために、問題が多く、他の社員と意思疎通が出来ないため。

特に職人は絶対にだめなんだなこれが。職人はその独特の世界でずっと生きていくべきだし、外れたらおしまい。外されてもおしまい。

職人とは何ぞやというところの定義も難しいけど、まずは「白いの」着てたらアウト。後は意識の問題なので、境界線は難しい。具体的に書くと、なんか言われたら「むっと」きてる人。ちなみに私、昨日社員にもっと野菜多めでって注意されて「ハイ」って答えましたけどね。職人というのは、この「ハイ」っていうのが、出来ない。形式的には出来るけど、実質的な「同意・合点」なんてさらさら無い。

特に、20代の職人気質の人って、たまにいるんだけど、麺にいっても居酒屋にいっても、どこいっても使い物にならず、例えば焼き鳥業態を開発するというときに、タレから作り始めたりして、時間の無駄が結構多い。タレは美味いところたくさんあるし、そこから買ってオリジナルにアレンジしていくのが当たり前なんだけど、シナモン入れて超まずいタレを作ってしまったりもする。

技術、優先順位、論理思考、果ては、対人関係も結構だめ。

外部環境も、昔みたいに固まった業態だけではなく、多種多様な業態があって、日々業態が細分化され、はやり廃りが早く、価値観の動きも早い。

なので、今の若い人は、職人になってしまったらおしまいだ。世の中の動きについていけなくなる。職人になってしまって、現場の監督とかさせられて、結局うまく行かず、店が閉まって解雇となったら、本当に転々とする人生となる。

ちかくのイタリアン、雇われ職人のレストランがある。美味いが高い。1日売上は2万円だと思われ、マーケットからずれまくり。しかも、えらそうだし、バイトの女の子を口説こうとするであろう、というのがミエミエ。(笑)かわいそうだけど、厳しいなぁ。人生転々パターン。

序列うんぬんよりも、きっちり儲けられて生活がきちんとできるほうが優先な気もするけど、飲食人は素直な人すくないからなぁ。成功店舗1店舗だけで、平均サラリーマンよりも収入多く、時間も自由につかってよい生活している人もいるし、それが数店舗になれば、数倍となるわけで、より良い生活という基準で考えると、序列というこだわりは捨てて素直に生きたほうが良い。

特に、守らなければならない人とか、いる人はね。

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# by generator_tomo | 2010-04-02 11:31 | 事業進捗

飲食業の理想給与

飲食業に従事する人の一人当たりの生産性は、そんなには伸ばすことはできない。売上を上げて、原価を下げて、コストを下げて精一杯やって、時給的には2000円が精一杯なところ。

なので、現実的な給与金額を上げると、社会保険加入して月額25万円で週休2日というのが、給与的にもワークライフバランス的にも、生産性的にも合点な数値のような気がする。そこに、年次の指数であったり、職能指数であったりを加えると、会社と信頼関係を構築してきた人は、月額29万円の週休2日というところまで当社は来ている。

それ以上の給与が欲しい場合は、徹底して残業代で稼ぐしかない。それでも満足しないという人は、飲食業には従事すべきではない。いや、サービス業に従事すべきではないと思われ。

ただし、このレベルでも、きちんと利益を上げられるビジネスを持つ会社というのが、前提条件で、残念ながら現在そういった飲食の会社って20%くらいじゃないかと思う。

当社は一応はそのレベルに達するも、それ以上のレベルを求めるとすると、フランチャイザーであったり、不動産事業との掛け持ちやら、材料の製造販売を手がけるなどの粗利の高いビジネスへと業容を拡大せざるを得ないが、当然に失敗のリスクがある。現状、当社においては、フランチャイザーというところだろうが、実は10店舗フランチャイジーを持って毎月60万円稼ぐよりも、一店舗きっちりやって毎月60万円稼ぐ方が、楽でもある。

既に、ちゃんぽんは強烈な「ビジネスモデル」といっても良いようなところまで来ていて、FCをやるのかやらないのかの見極めが必要だが、実験的にやっても良い気もする。

バリバリやるぜみたいなカラーは、既にこの業界には無い。20年前であれば、外食産業の成長が著しかったわけで、その時代と比べるとかなり人も会社もおとなしくなった気もする。

ただ、営業利益20%以上のビジネスでしか、事業を展開しないという約束事を守れば、20年後は、何も心配せずに暮らしていけると確信する。

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# by generator_tomo | 2010-03-29 05:06 | 事業進捗

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